2013年1月31日木曜日

今日の出来事 その3


今日は先日来紹介している今日の出来事の第三回目の咬合採得の日でした。

今日の出来事  その1
今日の出来事  その2

朝から佐野と大宮共立病院で先生と待ち合わせをし、咬合採得をしてきました。

現在口の中に入っている義歯をコピーしたものを基準に、患側とみられる右側は後方支柱を3mm、健側とみられる左側は後方支柱を2mm挙上しました。

下顎臼歯部はフラットテーブル、上顎5番6番の接触のみ。(ここまで その2参照)



アレコレやった後に試適をし、その後に内面をティシュコン2でウォッシュして15分以上口腔内で運動してもらい、バイト材を咬合面に満たして固定。 そのまま預かってきました。





これまでの経緯と現在の患者さんの様子から、食事以外に入れていただいている後方を挙上するスプリントを、さらに右側1mm左側0.5mm挙上してもらいました。 (上顎6番相当部のみ)

それらを踏まえ、次回は右側の後方支柱をもう1mm挙げた状態でロー義歯を製作し、排列試適に臨もうと思っていますが、その時も下顎臼歯部はフラットテーブルにすると思います。


意思の疎通が完全ではないので、かなり手さぐりの部分がありますが
焦らずシッカリと進められたらと思っています。



 

2013年1月30日水曜日

西へ東へ

今日は朝からインプラント上部構造のセットに呼ばれていたので、立ち会いに伺ってきました。





昼前からは前歯のモールドとシェードのトライで呼ばれていたので、そのまま他の歯科医院へ直行しました。

写真はモールドトライ用の歯冠色ワックス


夜は咬合の違和感を訴える患者さんがいるので、顎関節をCT撮影の撮り方も含めみにきてほしいと呼ばれていたので、夕方過ぎに佐野と伺ってきました。






 

立会い

今日は午後から田中先生の青山神宮外苑歯科へ、ジルコニアセラミックの試適に立ち会ってきました。

待合室は人で溢れ、立ち位置に困っていたら受付の上柳さんが(奥へどうぞ)と誘導してくださり、流しのところで高野先生と挨拶を交わしつつ、そそくさと着替えを済ませました。

先生と患者さんの御歳を足すと158歳ということで、最近は白髪が目立つようになった私ですか、完全にヒヨッコの気分でした。

先日の田中先生のブログからも感じましたが、ますますエネルギッシュになる田中先生には敬服しっぱなしです。





青山での立会いが終わり、今日はそのまま浦和の歯科医院へ、噛み合わせ治療の立会いに伺ってきました。



これまでにも何度か書いていますが、若い人たちに叢生が多いですね。
原因も冷静に考えれば難しくないように思います。

今考えていることは、噛み合せ治療と称して東京、大阪、福岡の先生方の前で話させていただいていることを、HP上でPWPを利用して紹介していこうというものです。更にリアルタイムでの変化などをブログでも折に触れ紹介していけたら良いかな、などとも考えています。

結構な覚悟も伴うものだろうとは思いますが、これからの顎口腔系医療の1つの考え方の提案ということで伝わればと思っています。

2013年1月28日月曜日

本の話など など

【本】
週末は体調不良だったため、起きている時間は本に浸るといった程度の過ごしかたでした。

白石一文 「ほかならぬ人へ」
ボーっと読み進めながらも、じわーっと沁みこんでくる小説でした。それでも、いくらか物足りなさを感じたまま「あとがき」にすすみましたが、あとがきから感じ取る「ほかならぬ人へ」が感動的だったという不思議な本でした。


山岡荘八「徳川家康」
現在24巻の途中を読みすすめていて、世界で一番長い小説も残すところ2冊と少しになってしまいました。大坂の陣では、これまでの男同士の戦いにない「相手」に苦悩する幸村が中心に描かれていて、その模様は現代にも通じることに溢れていて多くのことを学びとれるように感じています。





【引間先生】
2011年の6月に蕨戸田歯科医師会主催の咬み合わせセミナーが催されましたが、そのときに田中先生の御知り合いの先生ということで秩父で開業されている引間先生とお会いしました。
引間先生はご自身でブログをされており、真面目に歯科医療をするということは?ということを常に考えている文章からは、深く考えさせられることしばしばです。

引間先生のブログは「ひきまっくすの雄叫び」といい、このブログでもリンクを貼っています。こちら




【CAD/CAMの今後】
ホットな情報がアチコチからやってきます。知っている人は極々少数のことばかりだったりします。
ただ大枠は自然と進むべき方向であり、細かな点を除いては驚く内容ではないようにも感じます。
どちらかというと末端の我々より、各メーカーの今後の立ち振る舞いに影響することなのだろうと思います。

春に向けて、年末に向けて・・・色々と考えなければなりません。





 

2013年1月25日金曜日

今日の出来事 -その2-

先日ある先生のお父さんの義歯をコピーしてきたレポートをしました。  こちら


そのときのシリコンにレジンを流し込みました。
咬合面部はユニファストⅢ、床部分にはフィットレジン。





 このまま現在の義歯とほぼ同じ状態で
口腔内におさまる予定ですが
簡単に試適をしてもらった後には、すぐティシュコン2をします
 

咬合状態ですが
お父さんの状態が状態なので、先生もかなり悪戦苦闘しながら
ここまで調整したようです

石膏で裏打ちし、模型のようにして

咬合器に装着しました

 後方のコンダイラーポストが高低調整可能になっているのがポイントです
 
現在口腔内に入っている「後方を挙上させる装置」による変化を見越して
試適のための義歯を挙上していきます
 
 
 
デフォで2mm空かせているので、2mm挙上して4mmのクリアランスです
 

咬合平面板で平面採得したので、前歯のラインを合わせておきます

5番、6番の舌側咬頭を平面に準じて揃えておきます

 4番、6番での安定というより
今回は後方挙上させる装置の効果による顎偏位を期待しているところがあるため
接触部位を5番、6番にして4番を含めた前方歯群は空かせてあります
 

 もともとコピーした義歯が、7番の排列スペース不足のため
6番までしか排列されていませんでした
 
 
 
 
 
つづく
 

2013年1月24日木曜日

口腔内撮影

今日は以前にこのブログで紹介した2級骨格オープンバイトの患者さんの咬み合わせのチェックということで、大宮の歯科医院へ伺ってきました。

過去の歯科医療体験から、口腔内をいじられることに抵抗があるようですが、装置の調整をし、今後の補綴の必要性などの話をしてきました。






午後は浦和の歯科医院で催されていた「口腔内写真の撮り方講習会」に参加してきました。
講師の先生はクリニカル・カリオロジーや日本ヘルスケア~でおなじみの熊谷先生らと「新口腔内写真の撮り方 第2版」を医歯薬出版社から共著でだされている、有限会社サンフォートの鈴木昇一さんです。

3人一組になって1人3セット撮影するというものです


カメラの構え方はもちろんですが
ミラーの選択、細かい使い方など、その講習内容は実践的で素晴らしいものでした

「ゆきちゃん」というプラスチックのケースですが
お湯が入っていてミラーが浸かっています

独りで口腔内写真を撮るときミラーが曇らないよう
あらかじめお湯に入れておくものです

全員がこのレベルで撮影できるようになって終了します

これは凄いことですね。。。



今日はその講習会のために、普段は診療している曜日を一日完全閉鎖し、スタッフの受講にあてていました。

院長すごいなと感心してしまいました。









2013年1月22日火曜日

新婚旅行は・・・まだです

結婚式を挙げたけれど、新婚旅行はまだですよと言えば・・・彼っ!

キラッと光る左手の薬指 


誰にもらったのか、最近になって右手を賑わしている怪しい玉


コーヒーカップにピントを譲る優しさ大らかさといえば、そう


大信貿易 東京営業所所長 バシコ です



ジルコニア関連で便利な材料が出るということで、わざわざ紹介しに来てくれました。
サヤカでも「こういうのあればチャチャット出来るんだけどなぁ」と思っていた材料なので、早く売ってくれないかと待ち遠しいです。

ここのところいつも「これから栃木の●●へ行くんですが」と、パターン化された経路の中のサヤカのようですが、純朴な男の頑張りを見るだけでも得するというものです。

大信貿易関連のお問い合わせは、
大信貿易 東京営業所 所長のバシコまで御願い申し上げます。



中切歯のファセット




中心咬合位ですが、中切歯がフレアーアウトしています


 ここから見ると、結構な前突になってしまっています



切縁にはガッツリとファセットが形成されています


もちろん限界運動範囲内での偏心運動では接触しません


どう解釈しましょう。
かつてはきれいなアーチで、そのころに作られたファセットでしょうか?


2013年1月21日月曜日

経過報告など

昨年の夏に「コア コア コア」という文章を写真入りで書きました。  コチラ


そのケースがファイナルを迎えました。




模型を見ると悲しい事情をたくさん含んでいることを感じずにはいられませんが、技工士ですから作れと言われれば作ります。


なんと骨格3級

貴金属たっぷり使用で、 いまどき珍しいケースでしょうか




金の高騰が続いていて、今日の小売価格でグラム5,146円です。
金パラもますます値が騰がっていて、保険診療を主体にしているところは大変だろうと思います。

また、金属を「ツケ」で技工所にもたせていて、「後でまとめて払う」などやっている先生などは気を付けた方が良いかもしれません。




DT:野口

週末のこと

土曜日は午後から浦和の歯科医院で臨床実習の予定でしたが、金曜日の午後から体調が崩れ夕方からは熱が出てしまい、帰宅してからは醜い咳も併発し、水飲んで寝て起きてシャツを取り換えてを4~5回繰り返しましたが、あまちゃんの私は快方に向かわず土曜日の昼までには起き上がることが出来ませんでした。





家にあった昔家内に処方されたであろう薬を飲み、18時から催された池袋での臨床相談会には参加してきました。

マンツーマン方式で行われる「困ったケース」の具体的対処法などを、歯に衣着せぬ言葉で遠慮がないので、良い刺激になり目の覚める部分もあるのだろうと思います。

21時少し前に終わりましたが、翌日のスライド1時間半分を依頼されていたので、最初は帰る予定でしたが、このまま帰ってパソコン開いて・・・などと考えたら、明日の朝9時に池袋に戻ってこられないだろうと感じ、楽天トラベルで近くの京王プレッソイン池袋を急きょ抑えてしけこもりました。

階下のコンビニで水を大量買いして過ごし、日曜日は朝9時から17時過ぎまでのセミナー。。。 
なんとか乗り切ることが出来ました。

咳は迷惑ですね。
咳は周囲で聞いているだけでもうるさいし、同室にいて不快だろうと思います。
また、咳をしている自分も、咳をして喉が気持ちいいとかではなく、気管支あたりに痛みを伴ってきたりすると「無理してでも咳を止めた方が体に良いのでは?」とさえ思います。

流行りのインフルエンザやノロではなかったので不幸中の幸いと思わないと、でしょうか。

乾燥した日が続きますが、皆様も体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。



さて、本はここ1週間ほど読めていません。
先週末に徳川家康の23巻を読み終え、24、25、26巻は未だ購入していないためですw

巷では直木賞・芥川賞も含め、本屋大賞などと賑わっているので、久々に現代小説でも大人買いしてみようかと思っています。






2013年1月18日金曜日

今日の出来事

今日は朝から佐野と、大宮共立病院の「のぞみ」という高齢者ケアセンターに行ってきました。

先生のお父さんが右脳梗塞の左半身不随で入居していて、そのお父さんに新しい入れ歯を作ってあげたいということで、先週先生と一緒に「のぞみ」へ伺い、そのときに後方を挙上させるスプリントを装着しておきました。


今日はそのスプリントの具合の確認と、現在入っているデンチャーのコピーを採ってきました。


 コピー中


次回はコピーした義歯を基に後方挙上を誘導しながら、ティシュコンを敷いて口腔内で使ってもらい、具合を確認した後日その情報のままコンプリートさせればと考えています。


前回伺ったときは一言も話せない雰囲気でしたが、今日の帰り際に突然お父さんから「色々とありがとう」と言われ、こちらがビックリしてしまいました。。。



午後はe.maxセットの立ち会いで、大宮の歯科医院に伺ってきました。

補綴物が混在していると難しいですね。
また、オールセラミック系の場合、メタルコアは避けたいところです。




夕方からは先週の10日にお会いできなかった、ヤマキンの岩沢さんがみえました。
なんと今は高知のヤマキンメディカルの代表取締役で頑張っているとのこと・・・

今後の新材料や器材などへの取り組みなどを伺えることができ、とても勉強になりました。



明日は午後から浦和の歯科医院で臨床研修会が17時まで、18時からは池袋で催される臨床相談会への参加。。。

日曜日も池袋で咬み合わせセミナー東京の第二回目への参加です。


ぶはっ!