2011年9月30日金曜日

明日は長野入り

大河ドラマで描いてほしい偉人の一位は聖徳太子だというニュースが今日ありました。
二位が織田信長で、三位が真田幸村と続き、なるほどなぁと思います。

しかし最近では聖徳太子の行いが記された史料はいずれも没後何十年以上も経ってからのモノばかりだということが分かり、実は聖徳太子は実在しなかったのではないか?とも言われ始めています。どうなんでしょうね。

今の時代は昔に比べ情報の元を辿ることが難しくなく、事実がそのまま流れてしまうことがありますが、昔のことというのは誰かが書き残した史料に基づいて表現されていることが殆どなので、書かれていることが事実なのかどうかは疑問です。特に歴史の「点」は事実でしょうが、その点を結ぶ「線」の詳細は誰も分からないのではないかと思っています。





タイムマシンがあったらいつの時代に行き、何をするか。

誰でも一度は考えたことあるのではないでしょうか??

恐竜が生きていた時代、数百年後の世界、私は想像するたびに変わってしまいます。

恐竜はナゼ絶滅したのか、クフ王のピラミッドはどうやって作ったのか、ストーンヘンジは誰がどうやって運んだのか、人類はドコでどのように始まったのか、遠い【?】未来に行って人類の行く末を見るか、人類が滅びるとしたら、最後の1人は誰なのか、なぜそうなったのか・・・などなど、想像しているだけでも楽しい時間が過ごせます。

2011年9月29日木曜日

インプラントセット 立ち会い

今日は夕方からインプラントセットの立ち会いに伺ってきました。  こちら



初診時のパントモです


模型に起こします
角度は35度弱でしたので、ノンエーゲンジングで製作可能になります


メタルフレームによるトランスファーを行います
ここを疎かにすると後で痛い目みますので、省略したくない工程です



模型を修正します



モックアップトライ
なんとか正中を、と思いましたが無理でした
上顎の補綴物のモールドに雰囲気を合わせました



ハイブリッド構造とでも





バイト採得など、ここまでのステップが正確だった場合、調整はあっという間です


モールドやシェードが醸し出す雰囲気は、とても調和していました 



右下5番部位にあるインプラントはスリーピング状態です




特に問題もなく、患者さんが診療室に入って30分後にはセット完了しました。
後日細かな咬合調整の時間をとって、最終セットをするそうです。








2011年9月28日水曜日

REGZA vs ipod touch vs XPERIA

i phone5の情報がどこかの企業戦略などで漏れ伝わりましたが、アンドロイドも含めて世の中は増々スマートフォンへの流れになっているようです。デザリングやその通信速度、料金など、スマートフォンによって新たな顧客争奪戦が始まるといったところでしょうか。
今後の展開では、かつてのようにガラ●●などとならないよう、各電話会社のサービス競争ではなく、超小型スーパーPC開発の方向で進んでいくのなら面白いのではないかと思っています。

そんな中、サヤカのスタッフの持ち物でREGZA, i pod touch, XPERIA があったので、せっかくだからといって通信環境はwifiに統一し、REGZAはHQモードで再生するとし、youtubeの再生について3台を見比べてみました。


左から REGZA  ,  i pod touch  ,  XPERIA






まず、一番見やすくキレイだったのが ipod touchです。
REGZAは標準モードだと全然及びませんが、HQモードにすればi pod touchに迫るキレイさがありました。
XPERIAは実は一番新しいモデルなので期待していましたが、今回の比較では3台中一番ボヤけた映像に見えていました。
若干ですがREGZAとXPERIAはどちらも白モヤがかかったような画面に見えなくもなく、それらに比べてi pod touchはハッキリと見やすくてキレイという感じです。
XPERIAだけは保護シールドが貼ってあるので、その影響もあるかもしれません。

【私の私感も多分に入っていることをご承知ください】


ちなみにyoutube映像は
オンダエンヂニアリング推奨「AKBじゃんけん大会」でした。。。



2011年9月27日火曜日

本の話など 

先日購入した「悼む人」を読み終えました。
上下2冊ですが一気に読めました。
全体の感想はネットで色々出ているのでここでは割愛しますが、主人公のお母さんが癌に侵され、余命を家族と共に生き抜くなかでの双方の心の揺れ動きに、私はとても感動しました。

人として、女性として譲れない尊厳を守ろうとしながらも、病魔がそれを許さず、日一日と人間らしく生きていくことが難しくなっていく姿が描かれていて、
そのような中でも母親として家族のことを想い、そんな母親を家族が想い、ということが見事に表現されていたように思います。



今は悼む人と一緒に買った「信長の棺」 加藤 廣 で、夜な夜な楽しんでいます。
と、いっても平日はやはり寝際の20~30分程度ですが。
こちらも上下2冊ですが、悼む人ほどサクサク読めません。。。
歴史モノは得意な訳ではないので、読んでいても人名などにイチイチつまづきますw
私は全然知りませんでしたが加藤廣さんの本は信長の棺、秀吉の伽、明智左馬助の恋、の3部構成みたいな取り上げられ方をされていて、かなり有名らしいですね。

私はただ本屋をブラブラして、フッと目に付いた本を手にとることがあり、これはそうして出会った本です。



東電はやることなすこと、しょーもないですね。
官吏に浸った社会は確かに始まった当初からそうかもしれませんが、欲深く敵のいない人間集団のなれの果てに見えます。

田中武先生 講演会

10月1日今度の土曜日ですが、安曇野歯科医師会主催で田中武先生の咬合セミナーが行われます。

田中武先生についての記事は こちら  と  こちら



ご自身の理論に基いて多くの咬合治療に取り組むなかで、常に理論から臨床へ、臨床から理論へとフィードバックさせながら進化している、実践的で現実的な咬合治療ではないかと思っています。




私も参加させていただきます。

2011年9月26日月曜日

週末のセミナーなどなど [ 画像さらに追加 ]

★一年を通した咬み合せセミナーが昨日で終了しました

私は途中からの参加でしたが、色々な意味で貴重な経験を沢山させていただきました。

全国から集まる先生方は、やはりかなりの知識が土台になっており、実際に話をさせていただくと、その見識の広さは驚かされるばかりです。
また、複数の学派に所属しながらもさらに学んで行こうとする先生方も多く、その姿勢も頭が下がる思いです。

手法や瞬間的に見える幻想に一喜一憂せず最終的な結果の良し悪しに拘る、ということは、本当の意味での患者のための咬合学習なのではないかと思いました。






★JIADS クラウンブリッジ技工コース (野崎裕介)


Dr.中村 補綴治療と歯科技工について

・良い補綴 = 機能、審美、清掃性が大事
JIADSでは機能、審美は当たり前で、清掃性、永続性が特に重要と考える
清掃性を良くするには、支台歯の歯周組織が清掃しやすい状態であることが大切
①骨吸収がない
②歯周ポケットがない
③付着歯肉が適量ある

・印象採得
下部鼓形空隙の封鎖=アンダーカットを埋めて撤去時の変形を防ぐ
トレーは頑丈なモノを使う ( 網トレーは使わない方が良い )




DT.西川  歯科技工総論

・口腔内にセットされた補綴物の清掃性に細心の注意を払う
歯肉縁下のマージン(サルカス内、頬側と隣接の数値)
マージンからの立ち上がりはDrクロールのエマージェンアングル

(印象のチェック項目)


●技工用エンジン講義 
・ハンドピースのバーを付け替えるたびに爪でバーに触れ、ブレてないか確認する
・高速回転では低圧で、低速回転では高圧で作業する
・ハンドピースに負荷がかからないようにする

(技工用エンジン実習)



●作業用模型の講義
・トリ―マーで削る前に支台歯にモデラックを塗布し保護する(モデラックの希釈)
・ピン立ての注意点
・界面の出しかた(バーの選択)


●鋳造講義
・オーバーヒート、ホットスポットは本当か?
・湯流れの再現など


全2回のコースで、昨日は1回目でした。
内容の詳細などは省略させていただいております。
あしからず、ご了承ください。





★BPS Esthetic Denture  (佐野和也)

イボクラのセミナールームを借りて行われた、かなり閉ざされた実践セミナーに参加してきました。
2回目以降の開催は無いという今回限りのセミナーで、参加人数は生田さんを含めて5名という、極めて狭い門の実践セミナーに参加できたことを誇りに思っています。
岩城さんにいただいたBPSのcertificate名に恥じないよう、今回学んだことを臨床に生かし、多くの患者さまや先生に喜んでいただけるものを作っていけたらと思っています。


こちらもオープンではないので、内容の詳細は書けません。
あしからず、ご了承ください。







2011年9月22日木曜日

週末の予定など

23日~24日は、佐野が生田さんらと、岩城さんのコースに出席してきます。
カンデュラによる表現法などを学んでくる予定になっています。

25日の日曜日は、佐野と野崎がJIADSのコースに出席してきます。
こちらは新大阪なので、朝が大変です。。。

25日の私は目黒でセミナーに出席してきます。
一年の締めくくりになる日なので、緊張して臨みたいと思っています。



さて、ニュースなどアチコチで出ていますが、iphoneがauから出るようですね?
私の手元には常にiPod touch、iPad、iPad2があるので、噂が本当であれば是非手に入れたいと思っています。

ipadやipad2などは、データはDropboxで常に同期でき持ち運びに便利なので、歯冠色の築盛の時に重宝します。

陶材やハイブリッドの築盛場所は異なるので、イメージだけでも手元で見ながら作業できるというのは、とても良いことだと思います。



元画像の調整、加工などは机上のパソコンで



パソコン上のDropboxに放り込んでおけば、
無線環境の社内ではiPadなどでいつでも閲覧が可能になります

2011年9月21日水曜日

オゾン水

さきほど台風が通り過ぎていきました。

さすがに突風は凄まじいものを感じました。何かと災害を目耳にすることが多い年なのでしょうか。


さて、話は変わりますが。。。

水というと天然水、アルカリイオン水、強酸性水などが思い浮かびますが、オゾン水を出す機械を借りてみました。

ちょっと匂うので慣れが必要な人もいるかもしれませんが、アレルギーにも良く、傷などは早く治るなどとも言われているようです。オゾン水は、かなりの拘りがあるモノらしく、調べてみると奥が深そうです。


オゾン水はちょっと匂いますが飲んでも問題ないそうですし、「浄水」の方に切り替えればキレイな普通の水ですので匂いはありません。









サヤカには既に10年以上使っている浄水器があるので、特に買い替える理由も今のトコロありませんが、水道水がそのまましか出ないところでは、こういったものを検討してみると良いかもしれません。10年以上と言っても、定期的にフィルターを交換しに来てくれるものなので、そのように長く設置していられるものです。。。






私は最近「ミネラルウォーター」をなるべく摂るようにしています。

余命半年のがんを宣告された人が、ミネラルウォーターと美味しい食事だけを心掛け、残り少ない人生を美味しく生きようと決心したところ、既に14年経った今も元気に暮らしているという、ある有名な人の息子さんのレポートを読みました。

それ以来、他の不摂生は直しませんが、水や麦茶などを飲むときだけは「ミネラル」を意識しています。

ミネラルも調べると奥が深いです・・・

2011年9月20日火曜日

長岡

このブログで「峠」を読んで長岡に行ってみたいということを書いていました。 こちら

先日、といっても少々前の話ですが、実は既に長岡に行ってきました。

人が走る程度の速度の台風が上陸した土曜日の夜中から日曜の夕方にかけて(今月の3日から4日)、台風なら人も少ないだろうということで、時間的にはかなり無理な計画を立て、出かけてきました。

さすがに台風が来ているだけあって、谷川岳あたりではこれまでに経験したことが無いほどの豪雨に会い、前を走るクロネコヤマトのトラックが無かったら、おそらく停車するしかなかったろうほどの道中を経て、それでも関越トンネルを抜けると台風のおかげか、空一面を覆うような見事な星空に出会い、朝方3時頃には長岡入りを果たしました。

人が動き出す時間まで仮眠し、とりあえず史料館になっている生家を訪れ、その後は小千谷談判が行われた慈眼寺へ行き、夕方までには戻りたかったので、そのまま風のように帰ってきましたw



こちら史料館になっている生家



 司馬遼太郎が慈眼寺を訪れたときの写真




ここが写真と同じ場所です





小千谷談判が行われた部屋
河井継之助と後年大久保利通に重宝された岩村高俊が会談した場所です




その部屋のある建物


妙な

ウィークデイと言っても今週は3日しかありません。 妙な週です。

今日は午前中から佐野がGC本社へ出かけ、先日来行っている実験の続きをしてきました。
材料が進化するなかで現場では、細かな検証がされないまま感覚的に作業されていることが多いのかもしません。せっかく骨身を削って取り組んでいることなので、多くの人の義歯製作に役立ってもらえるようなモノにしてもらえればと思っています。
一緒に取り組んでくださっている小久保さんにも感謝しております。

私は午後から歯科医院へシェード&モールドの立ち会いと、総義歯の咬合調整の立ち会いに伺いました。

入れ歯の患者さんは著名な先生に作ってもらった入れ歯が、どうしても受け入れられないということで悩んでいたそうです。

以前にもこのブログで書きましたが、理論を崇拝し溺れすぎると、その理論に適合しないのは患者に問題がある、となってしまうことではないかと思っています。

その先生も言っていたそうです
「これ以上あなたの言うとおり削ると、私の入れ歯ではなくなる」
「入れ歯以外のところに問題があるのでは?」

など、医院へ行くと迷惑そうにされ、最後は捨て台詞のようなものを言われていたそうです。

ゴールは患者の満足にあるはずなのに、「自分の義歯」がゴールになってしまっているのは、これもまた妙な話ですw

ダメダメな週末

先日書いた流れのまま土曜日は朝から取り組んだ作業が自爆で失い、丸一日勿体無い時間を費やしてしまったので、せめて日曜日は気晴らしにと思い、朝から勇んで独り車で出かけるも、高速の入り口付近の電光掲示板では何処も渋滞情報で溢れていました。

ここら辺がつまらない男なのだろうと思いますが、だったらということで仕事場に行き、中途半端だった仕事をやってしまい少々気分が晴れましたw

ここ数か月ですが、夜に横になっても頭のポジションが定まらずにいました。どうやら首と肩の張りからくるものだろうと思っていたので、夕方からは人生初のタイ式マッサージを受け、あまりの痛さに「うっ」と呻き声をあげそうになるのをこらえながら、それでも120分タップリとほぐしてもらい、翌日に心配していた「凝り返し」もそれほどでもなく、多少サッパリすることが出来た感じです。

月曜日こそはと思っていましたが、私が出かけると息子が独りになってしまうということで、せめて昼食を食べるまでは一緒にいなければと思い、昼まで本を読んで大宮の三橋にあるラーメン屋に行きました。

ラーメンを食べ終わり、二人で雑談をしていると、店の奥のほうから4人組の男性が出てきました。
先頭の男の人を見た瞬間「ん? 普通の人じゃない。 SPかな?」と思いました。
なんででしょうね? 鈍感な私でも瞬間的に分かりました。

4人組の3人目に歩いていたのは枝野幸男 経済産業大臣でした。
東日本大震災時の官房長官と言った方が馴染みが深いかもしれません。

枝野さんと目が合い、私は反射的に「どうも」と言った感じで頭を下げると、枝野さんも「だれ?」みたいな顔はせず、軽く微笑みながら会釈してくれました。
枝野さんは栃木の人で大学は東北大学ですが、事務所は私の家の近くにありますし、私の家の前の自動販売機には「枝野ゆきお」というポスターが一年中貼られています。
ですから、私も息子もある意味「一方的な知り合い」気分でいたのかもしれませんw


午後からは気晴らしに少しでも出かけるぞ!の思惑通りにはいかず、なぜか読み終わった本の次の本を探しに、近くの本屋へ行きました。。。




河井継之助の「峠」に続き、昨日読み終えたのは、江藤新平の「歳月」です。
江藤新平の生き様、あるべき国家を具現化する能力も凄かったですが、維新後内戦の首謀者を死刑にしたことのないなか、江藤を惨殺すべく、佐賀の乱から惨殺刑を総演出した大久保利通という人について、深く考えさせられました。


ちなみに、昨日本屋で購入した本は4冊で、うち2冊は「悼む人」という直木賞の作品です。
なかなか面白く、昨夜のうちに結構読み進んでしまいました。

2011年9月17日土曜日

大ショック。。。

一つの資料を作り、最終段階に入っていったん保存した・・・と思ってました。
いや、確かに保存したんです。 新たに名前を付けて!

しかし、その後見直そうと探したら、その名のファイルはどこにも存在していませんでした。

70枚ほどあったPWPなのに・・・





半日以上が潰れたという、そんな悲しいことがあったときは、ハーゲンダッツのアイスに限ります。

私が好きなのは、ハーゲンダッツのマカダミアンナッツです。
買ってきて、仕切り直しです。 



 
ハーゲンダッツ

2011年9月16日金曜日

e.max こんなとき

プレスして適合までやったは良いけれどマージンに厚みがありフィット感が悪い、なんてことありませんか?

ワックスアップで気を抜いてしまった、気づかなかったもありますが、プレスされたセラミックが先端まで及んでおらず微妙に厚みがある、なんてこともあります。



極端にいうと、こんな感じです


エンプレスの時代からそうでしたが、こういうマージンを合わせていこうとしてホワイトポイントなどで削ると、マージンがパリンパリンと弾け飛んでしまうことがあります。
カーボランダムやダイヤモンドなどは当然使えません。
松風のPBシリコンなどでは、削りたいターゲットが小さかったり細かかったりする場合時には大事な部分も減らしてしまう危険があります。




そんなときサヤカでは、株式会社キクタニの STICK POINT を使っています。




セラミックファイバー入りの研削材で、意外に切削能力があり、それなりに力を加えながらマージンを削っていってもチップしません。

また先端はドレッサーで簡単に形を変えられるので、狙った場所に思った形で攻めることが出来、とてもとても重宝します。
ちなみに、仕上用のレッドと、荒仕上のブルーがありますが、サヤカではブルーだけで充たされています。

ご存知なかった方は、一度お試しください。

もぅ週末ですね

一週間があっという間に過ぎて行きます。

一日の、特に午後の時間の流れは速く感じるもので、『仕事のできる人は午前中の時間の使い方が上手い』とは、よく言ったものだと思います。

今週末は久々にマストの用事がないので、来月に人前で話す予定が3つほどあるので、そのための資料整理などに時間を使いたいと思っています。

それと体型維持のために程々の運動をば・・・

最近は何かと忙しく、本が読み進めていません。
「歳月」で表現されている江藤新平の凄さは震えるほど面白いのですが、なかなか本を開く時間がとれませんでした。
今週末には上・下とも読み終えようと思います。

そんな中でもまた悪い癖で並行して数冊読んでいましたが、先日ある先生から「小林さんに良い本だと思って」と、本をプレゼントされてしまいました。 

今度これについて話しましょう・・・と言われてしまったからには、今度までに読まねばなりませぬw
はぃ 追加です。



なんと作者のサイン入り・・・

2011年9月15日木曜日

ダイヤモンド・ドレッサー

先日大手の材料商の方に (いつもの岩瀬の鈴木君ではありません)

「ダイヤモンド・ドレッサーって、松風以外に無いですか?」と聞いたところ、「聞いたことないですが、仲間や先輩に聞いたりして調べてみます」ということになったので、数日待ってみました。

実は私は既に松風のドレッサー以外のドレッサーを使っていたのですが、他の材料商の方から買ったものだし、商品名も分からないし、大手の材料商の方なら知っているだろうと思って聞いたものでした。

結局・・・
「調べたんですけど、松風以外は誰も知らないって言ってます」となり、ドレッサーに関しては松風以外は売らないみたいな雰囲気も感じ、話は終わってしまいました。








写真上のドレッサーはYAMAHACHIのドレッサーで、両面使えます。
下のドレッサーは松風で少々目が細かく作ってありますが、片面しか使えません。

値段はYAMAHACHIの方が安く手に入りますし、しかもドレッサー面積は4倍以上あるのではないでしょうか??



さて、私のドレッサーは随分以前に購入した写真下の松風と、YAMAHACHIを使っていましたが、どちらもドレッサー面の大事な部分が削れてしまっています。こういうものは何故かいつも同じトコロにバーを当てるようで、経時的に使い勝手が悪くなってしかたありませんでした。
(写真上のYAMAHACHIは佐野のドレッサーですので、まだ削れが殆どありませんが)


前述のこともあり、大手の材料商の方には注文しづらくなってしまったので、YAMAHACHIを購入しているアカサカ歯材社に注文することにし、担当の相原さんに「ダイヤモンド・ドレッサーを一つ」とお願いしたら・・・

「あ! ドレッサーでしたら良いのがありますよ!」

「いや、普通のいつもので良いんですけど」

「そんなこと言わずに、お願いしますよ~」

ということで、持ってきてくれたのが

川島哲さん考案の T.K DRESSER です。


私は個人的に川島さんと面識があり、どうのということはありませんが、アカサカの相原さんは「てっちゃんてっちゃん」と呼びながら川島さんのことを話すことからも推察できるように、ナンダカンダと色々あるようで、私にこのドレッサーが納品されたものだと思っていますw



ちなみにこのドレッサーは、ヘッドの面は全てドレッサーとして使える加工になっていて、荒目細目もあり、一部は写真からも分かるようにV字加工されています。

なんでも「コレに当てるだけで先端の形状が作れる」、というスグレモノらしいです。

気になる値段ですが、YAMAHACHI、松風を抑えて堂々の一位を獲得した高価なドレッサーです。

そういった訳もあるためか、しばらく私の手元にありますが何故か未だに使えておらず、禿だらけのドレッサーを使っていますw

今更ながら週末のことを

週末の日曜日はサヤカのスタッフ総出で、咬み合せ治療の講演会に出席してきました。

九月の中ごろだというのにとても暑い休日でしたが、会場づくりや見本模型の説明などに従事しつつ、4名の先生の臨床報告を聞くことができました。
技工所に勤める技工士となると、患者さんの術前術後などはなかなか見ることも出来ませんが、こういった講演会での臨床報告は、私たちにとっても貴重な情報として残っていくものだと思います。















2011年9月14日水曜日

金属の高騰 その6

日経がダメダメでゴールドが高値扱いになり、東京でもNYでもドスバタと揉み合っているようです。
安心できるお金の行き所(運用場所)が見つからないのなら、下がると思っていると痛い目をみるのではないでしょうか。

先日書いた通り、金属各社も金含有量の高い金属の値上げに動いています。

海外は知りませんが、日本のこれまでの歯科医療補綴における末端価格の設定方法で「使用金属による差」を付けていることが多かったと思います。

メタルボンドが頂上に君臨していた時代でも
「 プレシャス・メタル 」 ●●円
「 セミプレシャス・メタル 」 ●●円

金属床でも
「コバルトクロム」 ●●円
「白金加金」    ●●円

金の含有量が多く、これらを使うと適合精度が増し、熱伝導率が高く、生体親和性も良いです、などは良く聞いた話ですし、私も沢山言ってきました。。。

とするなら、金属を使用する補綴物だからと説明し、そういった補綴物については昨今の金属高騰による値上げを理解してもらうのも難しいことではないのではないでしょうか。

 金属がどうしても必要というケースに限って取り組めば良いことですし、だからこそ金属を使わなければならない、あるいは使った方が良いという理由も 明確に伝える必要性も出てきます。
それはどういうことになるかと言えば、裏返しで、今後の歯科医療補綴における金属の必要性も見えてくる、とも思います。

誰に聞いたのか、何を知っているのか知らないのか、オールセラミック系を全くやらない方々も沢山いますが、先日アメリカの大型ラボに行った知人から聞いた話では、そのラボの主力はe.maxになっている、とのことでした。

ジルコニアは、ジルコニアでなければならないモノのみだそうです。
金属もそうであればグーですね。金属で補綴した方が良いモノだけを金属ですれば、と思います。

個人的には、e.maxのCADからのクリスタライゼーション工程のみジルコニアとヒュージング出来るというのを、2ケイ酸リチウムセラミックでも出来るようにしてもらえたら、補綴のかなりの部分をe.maxに置き換えられるのにと思っていますし、そうしてなってもらいたいと願っていますが・・・




咬合治療をする場合、基本的に全てはバーティカルディメンジョンが高くなる方向で調整していくので、補綴の量も多いですし、クリアランスは多くなります
前歯部の補綴では、上顎だけでバイトさせようとした場合は舌側の厚みが半端ではないです。
唇側が1mmのクリアランスで、舌側は2.5mm厚みをもたせてライトコンタクトさせなければならない、などというのはよくあることです。
ジルコニアやe.maxで補綴するなら、クリアランスのあるなしによって製作費(技工料金)が変わるということは殆どありませんが、セラミック前装やハイブリッド前装で作るとなれば、金属を使えば使うほど、製造単価が上がります。。(e.maxもインゴット使用量が増えれば、その分は増えます)


写真は 「 ジルコニア・セラミック 」 「e.max CAD 」 「 e.max レイアリング 」



写真は 「 e.max ステイン 」

「 メタルボンド と e.max ステイン 」でも書いたように、患者が喜び、医院が潤い、技工所が潤う、という構造を脅かすモノは、業界としても早めに対処した方が良いのでは、と思っています。

2011年9月13日火曜日

南青山 [ 追記あり]

青山に出かけたので、ぜひ一度伺ってみたいと思っていたラボにお邪魔してきました。

南青山の巨匠と言えばこの方。。。




齋木好太郎先生です。


( わざと逆光で撮ってもらったのは内緒です )

齋木先生は、私が技工士になりたての26年前ころに「これ見て勉強しなさい」とドクターから渡された咬合の本にも執筆されていたりと、見識の狭い私でも昔から名前だけはよぉくよぉく存じていました。また、私が14、5年ほど前に月刊歯科技工の対談に出させていただいた時も、対談相手の春岡先生とのパイプ役など、私の知らないところで細かな調整をしていただいたりと、お互いに面識のないうちから、実は何かとお世話になっています。


 キレイに整理されたラボからは青山の町並みと空が見渡せ、
何とも言えない気持ちよさをおぼえました。


大通りから少し入ったビルの6階ということと2重サッシによるためか、室内は心地よい静かさと安らぐ音楽に包まれていました。

っと、あってはいけないモノが・・・w

奥のキャビネットが変形しているのは、昨年の3.11の時のモノだそうです。

市場に出回っていないアレやコレがゴロゴロしている不思議なラボでもあり、綺麗なスタッフの方も優しくてもう少しユックリしたかったのですが、お手伝いも出来ず邪魔するばかりなので早々に引き上げてきました。

突然の訪問にもかかわらず、気さくに迎えていただき、ありがとうございました。








北青山

今日は午後から北青山の青山田中歯科医院へ行ってきました。

先日「上下のフルジルコニア・インプラントのケースなので、一度患者さんと会っておいてください」と声をかけていただいていました。

一方的に私が存じている人だったので、会ってビックリの患者さんでしたが、
かなりしっかりしたチタン・テンポラリーシリンダーで作られたTEKが入っていて、ある意味でTEKからの情報盛り沢山でした。



田中先生は戸田歯科医師会の講演に続き、咬合治療『3Dスプリント』について来月の1日に長野で講演をされるそうです。

お手伝いできることがあればと、私もお邪魔させてもらいます。 詳細は後日アップします。