2011年6月7日火曜日

e.max LT

。。。 e.max 。。。

HT   (高透明度)     ステイン法     

Value (中透明度)    ステイン法

OPAL (高透明度)    ステイン法(主にべニア)

LT   (低い透明度)   半築盛法(切端1/3を築盛)

MO  (中透明度)     築盛法

HO  (不透明)       築盛法


こうラインナップされていますが、ステイン法で用いられるのは、今はHTが多いと聞きます。
LTは不透明過ぎて築盛しないとダメだし、HTでは下顎前歯などで暗く見えすぎるという意見も多く、中間透明のものとしてValueが出てきたということですが、選択肢が多いということは良いことも多い反面、術者を悩ます種にもなります。

(例えば埋没をなるべくまとめようと考えるときも、プレスするインゴットの種類が多いと、まとまる確率が下がってしまいます)

今回のケースは下顎6前歯、元はテトラサイクリン歯、
メタルコアは無いものの、歯頸部付近は支台の着色も濃く透明度の高いインゴットは使用できず、かといってHOから色を出すクリアランスも歯頸部付近は無いというものです。

Valueで大丈夫か、LTで切端盛ったほうが良いものか・・・

悩みに悩んだ末、歯頸部付近の着色を覆う意味と、下顎前歯のため暗くなることを嫌ってLTインゴットを使うことを決めました。

LTインゴットは半築盛で切端寄り1/3を築盛するため、表層の質感も1/3で変わります。
物性も歯頸部2/3は400Mpaで切端1/3は100Mpa前後となります。

上に列記したインゴットでは、上から3つ【HT  Value  Opal 】はインゴット自体に艶がありステインで仕上げて~とインゴットが言っている雰囲気があります。
下3つ【LT  MO  HO】はインゴット表面は艶艶しておらず、築盛して仕上げて~という雰囲気があります。





左がLTで右が艶々のステイン用です。





歯冠回復をして、LTをキャスト。スプルーを削りコンタクトを調整したところ。





とりあえず試し焼きということで
マニュアルにあるように1/3を削ってウォッシュ焼成後、歯冠色と透明陶材、わずかに内部ステインを施して、エナメル色陶材を築盛してみました。

すると、あまり透明感が感じられず、自然観が表現できていないレベルでした。
実は以前もLTを使ったケースで透明感の演出が難しいというイメージがあったので、今回も試し焼きをしてみたものです。以前はとくに犬歯と小臼歯だったので、なおさらなのかもしれません。
(ここは撮影し忘れました)

上顎前歯の場合は逆に透明感が出やすいというイメージがあります。



emax LT  その2 へ

0 件のコメント:

コメントを投稿